推し活の周辺ついて語るブログ

推し様素敵!格好いい!大好き!という話は別の場所でしているので、ここでは推し活そのものからちょっと外れた話を書き散らしておきます

推しのイベントに着物で行ってみた話

しばらく前のことですが、推しの出演するアニメイベントに着物で行ってみたらとても楽しかったので、その話をします。

 

前提として、私は着物を着た経験がほとんどありません。成人式と結婚式で数回、プロの方に着付けてもらったことがあるだけです。昔、着物に憧れて着付け教室に通ってみたことはありますが、途中で辞めてしまったので、一人で着られるようにはなりませんでした。でも憧れだけは残っており、いつか自分で着てお出掛けしてみたいと思っていました。

そんな折、推しの出演作のイベントに当選したのですが、その作品は日本が舞台で登場人物もよく着物を着ていること、イベントの開催日が松の内で街中に着物を着た人が多い季節であることから、着物を着て行ってみよう!と思い立ったのでした。

 

①着ていく着物の種類を決める

着物には、訪問着や色無地など幾つかの種類があり、それぞれ格があります。今回は礼装で赴くようなタイプのイベントではなかったので、おしゃれ着に相当する小紋にしました。帯は、色々調べていたところ、半幅帯でカルタ結びという形にすると普通に背凭れに寄り掛かれるし、後ろの人の視界を遮らないと書いてあったので、その組み合わせに決めました。

 

②着物をレンタルする

着物のレンタルには、お店に行って着付けしてもらうタイプと、宅配で着物一式を自宅に届けてもらうタイプがあります。私は自分で着られるようになりたかったので、後者を選びました。

訪問着や振袖をレンタルしてくれるお店は多いのですが、小紋を宅配で貸してくれる所は案外少ないです。しかもお手頃価格となると、見つかったのは三軒くらいでした。その中から日程が合って気に入った柄の着物をお借りしました。

 

③着物を着る

宅配で着物セットが届いたら、いよいよ着付けです。事前に探しておいた、YouTubeの超初心者向け着付け解説動画を見ながら頑張って着ていきます。動画は全部で1時間余りですが、前半が長襦袢と着物の着方で後半はお太鼓結びの方法だったので、まず前半だけ見て着物を着ました。カルタ結びの動画は別の解説動画を探して真似しました。

動画の視聴時間はトータルで50分くらいでしたが、実際にはヘアセットも含めて2時間強かかりました! でも奮闘の甲斐あって、何とか着物の形になっていたと思います。解説動画を上げて下さっている皆様、ありがとうございます。

 

④イベントへ出掛ける

イベント会場へは片道1時間、開演30分前に到着してイベント本体は2時間半で、合計5時間ほどのお出掛けになりましたが、大きく着崩れることなく帰って来られました。歩き方や座り方についても事前に調べた通りに実践を心掛けたのと、一つだけ小道具を使ったのが良かった(後述します)のかなと思います。

そして何より、楽しかったです! 着物を着るという非日常感でテンションが上がるのはもちろん、肌に触れる布の柔らかさ、スルスルした感覚がとても気持ち良くて、歩くだけでウキウキしました。

 

⑤着物を返却する

帰宅したら着物と小道具一式を畳んで専用バッグに詰め、宅配便の手配をします。翌日宅配業者さんにお渡しして、数日後にお店から無事届いた旨のメールを受け取ったら終了です。

 

やってみた感想としては、楽しかったの一言に尽きます。また機会があったらやりたいです。

と言っても、私が行くイベントの中で、着物を着ていくのに適したタイプは少ないんですけどね。立ち上がってキンブレ振る系のライブとか、会場が広大でスタスタ歩けないと困るイベントとかが多くて...。今年はコンサートや朗読劇に行く予定があるので、そこでまた挑戦したいです。

 

(おまけ)

基本的に、着付けに必要なものはすべてレンタルできるのですが、1つだけ小道具を自分で購入しました。お太鼓止めという大きなクリップのようなもので、Amazonで500円ほどで購入できます。

あづま姿 No.655 お太鼓止 内容量2本入 https://amzn.asia/d/6kGgvGh

本来の用途としてはお太鼓結びをする時の補助具のようですが、カルタ結びの帯も止めることができます。着物が届いた時に一度練習で近場に出掛けてみたのですが、帯が段々緩んできてしまったので、慌てて調べてこれを買って、本番は事なきを得ました。

たぶんきちんと着付けられれば要らないのでしょうが、初心者としては、帯が固定されて緩まないと思えること自体がすごく不安感の軽減になるので、お勧めです。