推し活の周辺ついて語るブログ

推し様素敵!格好いい!大好き!という話は別の場所でしているので、ここでは推し活そのものからちょっと外れた話を書き散らしておきます

推しにお花を贈る行為に嵌まった話

2つ前のブログで推しに初めてフラスタを出した時の話を書きました。それ以来1年程はお花を出すこともなく普通に現場に通っていたのですが、ある時、推しのソロライブが発表されて、またお花を出そうかなと思い立ちました。

ソロライブですから、出演者の中で推しにだけお花が無いなんて事態は発生しません。なので今回はそこを心配した訳ではなく、純粋にお祝いの気持ちからでした。

元々2020年にアーティスト活動10周年記念のライブが予定されていたのですが流行り病のため中止となり、翌年仕切り直しで行われたものの、まだ遠出できないファンも多く声出しも不可だった頃で、お祝いの雰囲気は控えめなものでした。だからコロナ禍がようやく落ち着きを見せて声出しもOKとなり、以前のように盛り上がれる状況で発表されたこのソロライブは、盛大にお祝いをしたかったのです。リベンジというやつです。

 

ライブは全国4ヶ所で行われるため、フラスタを出すのはお財布的に厳しいと思い、楽屋花を贈ることにしました。あとは、フラスタは御本人がご覧になるか分からないけれど、楽屋花なら目に触れやすい場所に飾ってもらえるだろうから、お祝いの気持ちが伝わりやすいかなと思ったのもあります。

初回は、会場付近にあってネットでオーダーできるお花屋さんを探して、色だけ指定して注文しました。できあがりの写真を頂いたら、予算から想像していたよりはるかに立派で、大振りなお花を沢山入れたアレンジメントで驚きました。お花の出荷量日本一の県なので、東京に比べるとお手頃な価格で立派なお花を入手できたりするのでしょうか。初日のお祝いらしく華やかなお花を贈ることができました。

 

2回目も同様に地元のお花屋さんを探していたのですが、中々ピンと来るお店を見つけられずにいたところ、楽屋花なら遠方から宅配で届けることもできるということを知りました。フラスタはサイズや組立作業の問題があるので地元のお花屋さんに注文する必要がありますが、楽屋花なら例えば東京のお花屋さんに注文して現地まで宅配便で届けてもらうこともできる、ということです。

これで一気に選択肢が広がり、色々と検討した結果、好きなフラワーデザイナーさんにオーダーメイドで注文できるSakaseruというサイトを利用することにしました。理由は、各デザイナーさんの製作された事例がお値段付きで紹介されており、自分の贈りたいお花のイメージや予算感と比べながら注文することができたからです。

 

そしてこれが、私がお花贈りにハマる切っ掛けとなりました。

オーダーの内容は色と全体の雰囲気だけで、後はデザイナーさんにお任せだったのですが、出来上がってきたお花がすっっっごく素敵だったのです!

紫色のトルコキキョウとヒマワリをメインに、ほっそりとしたカラー、小振りな丸いマム、黄色い小花(マトリカリア?)など沢山の種類のお花と葉がバランス良く配置されていて、一目惚れしてしまいました。

あまりに素敵だったので、同じものをもう1つ作っていただいて自宅に飾ろうかと思ったほどです。ちょっとストーカーっぽいので断念しましたが。

 

それまで作っていただいたお花も十分素敵なものだったのに、ここまで虜になることが無かったのは、突き詰めればただ好みの問題なのだと思います。自分の好みに合うデザイナーさんに、自分の希望を聞いて作っていただいたから、ものすごく"刺さる"仕上がりになったのだろうと。でもその時まで、お花はお花であるだけで可愛くてきれいだし、どのお花屋さんに作ってもらっても値段相応に素敵になるものだと思ってましたが、自分の趣味やイメージに合わせてデザイナーさんを選ぶことで、少なくとも自分にとっての印象は大きく変わるのだと学びました。

 

それ以来、私は推しにお花を贈るのが大の楽しみになってしまい、次の舞台ではどんなお花を送ろう、次のイベントではどんなお花を送ろう、と絶えず考えるようになりました。毎日SakaseruさんのHPを眺めてはデザイナーさん毎の作風の違いを見て色々想像を広げたり、Instagramで全国各地のお花屋さんを検索しては好きな投稿をされている方をフォローしまくったりしています。推しが北海道に行くならここのお花屋さんに頼みたい、香川に行くならここ、京都ならここ、広島ならここ、と全国に注文したいお花屋さんが沢山いらっしゃいます。実際には推しが地方に行って、しかも祝花を受け付けるような大きなイベントをやることは稀なので、見果てぬ夢になりそうですが...。

 

推しにお祝いの気持ちを伝えたい、素敵なお花を見て笑顔になってほしいという気持ちも嘘ではないのです。ただ、お花を贈ること自体が楽しくなってしまって、このままお花贈りが許容される状態が続くと良いなあなどと不埒なことを考える毎日です。